デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門
このページでは、これからアクアリウムを始めようと考えている方に向けて、水槽設置時によくあるトラブルのケースを紹介しています。トラブルとその対象法について事前に知っておくことで、いざトラブルが起こったときも慌てず冷静に対処できるでしょう。
水槽を新しく設置した直後は、水を浄化してくれる有用なバクテリアがほとんどいません。水槽内で発生するアンモニアや亜硝酸などの有害物質を除去する存在がいないことから、水槽の水質は不安定な状態になる傾向にあります。
後にも紹介しますが、水槽内のバクテリア不足は、水が白く濁ったり、嫌な臭いを発生させたりといった事態を引き起こすことになります。水槽を設置してすぐは、水質を正常に保つことを意識して、適切な管理を行うようにしてください。
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水槽を設置したあともトラブルの危険は潜んでいます。その代表例の一つが「水漏れ」です。水漏れが起きると、水槽の中の魚たちが死んでしまうだけでなく、家の中が水浸しになり、私たち人間の日常生活にも大きな被害が及びます。さらに、マンションやアパートといった集合住宅の場合、水浸しになった床から水漏れが起き、階下の住人にも被害を与えてしまうといったことも考えられます。
水漏れは、水槽本体に欠陥がなければ、「水槽専用台を使用する」「水平な場所に設置する」といった対策で回避が可能。水槽の水漏れを調べると、大半の場合は水槽自体の欠陥よりも、設置場所がゆがんでいることで水槽にたわみが生じることが原因となっています。設置場所については水平な場所を選び、また地震に備え、耐震グッズを取り付けるといった工夫も施しておくといいでしょう。
水質が急激に悪化していくときによく見られるのが「水の濁り」です。設置直後は、バクテリア不足から水が濁ることが多いのですが、白い濁りが数日経っても収まらないのであれば、適切な対処が必要になります。
実は、設置直後の水槽は魚が生きるのに適した環境とは言えません。水槽で魚を飼うときは、可能であれば設置してから1週間は魚を入れず、底砂と水草と水だけで、魚が生きるのに適した水質環境へと調整することをおすすめします。
特に熱帯魚の水槽に多く見られるトラブルとして、コケの発生があります。濁りが収まったかと思ったら、今度はコケが生えてくるといったことがよくあります。
コケの原因は、バクテリアの不足や飼育水に過剰な栄養が含まれてしまっているなどさまざまですが、コケを食べる生物を一緒に入れることで除去していくことが可能です。具体的には、オトシンネグロやヤマトヌマエビなど。ただし、ある程度水質が安定し、白濁が収まった状態で入れるようにしないと、これらの生物自体が環境の変化で死んでしまうという可能性もあるため注意が必要です。
デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門