デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門
このページでは、ブラック水槽のアクアリウムレンタルを、自社施設に導入したいと考えている方に役立つ情報をまとめています。ブラック水槽は、水槽の扱いになれている方々の間で人気の高い水槽です。ブラック水槽について、特徴やメリット・デメリットなどをみていきましょう。
一般的な水槽の場合は、本体に色がついていないため、どの方向からでも内部が見えるような仕様になっています。けれども、ブラック水槽の場合は、底面や背面などが黒く加工されたアクリルやガラスになっているため、コードやパイプ、ヒーターといった設備が目立ちにくいです。
ブラック水槽は、アロワナ用の大型水槽としても適しています。アロワナは美しいウロコをもつ、太くて長いシルエットの観賞魚ですが、敏感な性質があり、周りが見えすぎてしまう通常の水槽では『目垂れ』症状が心配です。そのため、通常の水槽では飼育が難しいとされています。
もちろん、水槽を扱った経験が浅くても扱うことは無理ではありませんが、ブラック水槽は、どちらかというと上級者向きの水槽として知られています。色板が使用されているため、飼育する生体やどのようなレイアウトにするか、といった点を決めた上で、必要に応じてチョイスされるアイテムだからです。何となく、という感じで選ぶのはおすすめできません。
上級者向けの水槽であるといわれてはいますが、魅力あふれるブラック水槽を導入したいと考えている方もいらっしゃると思います。その場合には、通常の水槽にバックスクリーンを貼り、ブラック水槽のようにした水槽内で熱帯魚の飼育をして、しばらく様子を見てみるのもおすすめです。
コードやパイプ、ヒーターなどの設備を目立たなくしたり、神経質なタイプの熱帯魚の目隠しとしての役割を果たしてくれるなど、ブラック水槽には多くのメリットがあることは、上述のとおりです。そして、もうひとつの大きなメリットとして、観賞性やデザイン性の高さが挙げられます。背面や側面が黒いため、熱帯魚の鮮やかさなどをしっかりと強調でき、高級感のある華やかさを演出できます。
さまざまなメリットをもつ色板ですが、それが、デメリットになる場合もあります。バックスクリーンを貼り付けている場合は別の色への変更ができますが、そうでなければ、変更は不可能です。また、色板のなかでも、つや消し加工がなされているものは、キスゴムなど、機材の吸盤がくっつきにくい場合があります。
熱帯魚飼育の上級者のあいだで人気の高いブラック水槽についてみてきました。観賞性の高さやアロワナの飼育ができるなど、魅力いっぱいのブラック水槽ですが、色の変更ができないことや素材に気をつけなくてはならないことなど、押さえておきたい注意点もあります。
デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門