デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門
このページでは、アクアリウムに置ける光の重要性について紹介しています。光と言ってもその性質はさまざまで、アクアリウムに適したもの、そうでないものがあります。それぞれの特性を知り、適したものを用意することで、よりアクアリウムを楽しむことにつながるでしょう。
アクアリウムにおいて、光は非常に重要な要素の一つです。以下、なぜ光が必要かについて紹介していきます。
市販の熱帯魚の大半は、日光によって生活リズムを整えています。カージナルやネオンテトラといった、昼間に行動するタイプの魚は、太陽の光があるときに活動し、日が暮れると体を休めるという習性があります。それによって、健康を維持していると言えます。また、見ている側としても、陽の光に当たることで美しく輝く熱帯魚の姿を楽しむことができます。
また、水槽内に生えている水草にとっても、日光は重要です。水草は植物なので、光合成をして成長していきます。その際には水中にある熱帯魚にとっての有害物質を取り除いてくれます。それらは水中のコケが生える原因にもなるものなので、水草が正常に成長していくことは、水槽内の環境を整えるためにも有益なのです。
ただ、日光に頼りきってアクアリウムを楽しんでいくというのは、現代社会においては少し無理があるかと思われます。そこで有効になるのが、アクアリウム用の照明です。照明を導入することでどのようなメリットがあるのかについて、紹介していきます。
照明は人為的に点灯を決められるものです。自分が家にいる時間、店舗などであれば営業している時間に照明をつけ、そうではない時間は消灯しておくことで、人為的に熱帯魚の生活リズムを変えることができます。照明には電源タイマーが設定されているものもあるので、導入すると管理も楽になるでしょう。また、コケが大量発生したときには照明を消灯させることでコケの光合成を阻害し、繁殖を防ぐといったこともできます。
また、照明を使うことによって、アクアリウムをより魅力的に見せることにもつながります。空間の雰囲気を良くしてくれるためのものですから、照明にもこだわっていきたいところですね。色合いなどを工夫してみるのも、楽しみ方の一つと言えるかもしれません。
照明は、24時間ずっとつけておいていい、というものではありません。人間が寝るときに部屋を暗くした方がいいように、熱帯魚も暗い空間で体を休める時間が必要になるからです。基本的に、照明の点灯時間は6時間から10時間がいいとされています。お店などでアクアリウムを導入している場合には、営業時間とうまく合わせるように調整するといいでしょう。
熱帯魚や水草は日光を浴びることで健康的に育つ、と書きました。ただ、太陽光をそのまま使うのは、アクアリウムに関してあまりいいとは言えません。
太陽光は自然のものなので、光の強さや照射時間をコントロールできません。晴れか曇りか、季節によっても光の具合は大きく変わってきます。そうなると、観賞用としてのアクアリウムの意味を成さないようなことにもなりかねません。
太陽光は水草にとって非常にいいのですが、それと同時に、コケの成長も促進してしまいます。太陽光を当てっぱなしにした結果、コケが大量発生した、というケースも往々にしてあります。
日光があたると部屋の中が暖かくなるように、水温も上昇します。水温が上がりすぎると熱帯魚にとってよくないことも多いので、注意しましょう。
水槽の照明には、いろいろな種類のものがあります。用途に応じて、選んでいくようにしましょう。
LEDライトは、アクアリウム用の照明として広く普及しているものです。寿命が長く、電気代も安く、生体に応じて光の色を調整できるのがメリットです。ただし、光合成にはあまり向かないというデメリットもあります。
古くから観賞用ライトとして用いられているのが、蛍光灯です。アクアリウム用としては、一般的なグロースターター式、消費電力が抑えられるインバーター式、スイッチを入れるとすぐにつくラビットスタート式があり、複数本を並べて使うのがよいとされています。
メタルハイドライトは、野球場や車のハイビームに使われるなど、非常に強い光を放つのが特徴です。水草の育成に向いていますし、水の揺らめきも光で演出できます。ただし熱を放つため、水温管理も非常に重要になります。
水槽の照明の選び方については、以下のポイントを押さえるようにしてください。
まずは、水槽のサイズです。光は強すぎても弱すぎてもよくないので、水槽のサイズに合わせ、ちょうどいいものを選ぶようにしましょう。ショップの店員さんなどであれば、個体にぴったりのものをおすすめしてくれそうです。
水槽ライトには、水槽の上に載せるもの、水槽に挟み込むタイプ、自立式などがあります。メンテナンスのしやすさや、光の当たり方など、さまざまな点から選びましょう。
水槽に光を当てるのは、1日のうち数時間に限定するのがいいのですが、手動管理だと操作のし忘れなどが生じかねません。その点、タイマー式のものを使えば安心です。
水槽のライトについても、細かいポイントは多々あります。どんなものがいいのか、水槽の形状や飼育する熱帯魚、使用する環境などと照らし合わせ、選ぶようにしてください。
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