デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門
このページでは、アクアリウムのミスト式で、水草を上手に育てるための方法を解説しています。水草の育て方は複数ありますが、ミスト式の場合は、あまり経験がない方でも失敗しにくいというメリットがあるため、初心者の方におすすめです。また、必要なアイテムもいくつかあるので、あわせてみていきましょう。
水草の絨毯を水槽内につくる方法のひとつであるミスト式。この方法は、水中で植栽をおこなうのではなく、湿度の高い水槽の中で水上葉の植え付けをおこなうのが特徴です。一定程度まで繁茂してから、注水となります。ちなみに、水槽内の高い湿度をキープするために、霧吹きをかけたうえで密閉する方法がとられます。根付く前に水草が浮いてしまうような状況にはならないため、初心者にもおすすめです。
使用する主なアイテムは、ソイル・水草用ピンセット・霧吹き・ラップなどです。まず、ソイルについてですが、前景草をメインとする場合、あまり大きなサイズのものよりも、ノーマルかそれより小さいものを選ぶとよいでしょう。次に水草用ピンセットですが、できるだけ先端が細いタイプがおすすめです。霧吹きは、勢いが強いものは避け、やわらかいミストタイプを選びます。最後に、ラップについてですが、これは、家庭用のラップでもOKです。
おさえておくべき管理ポイントとして特に大切なのは、水槽内の空気を毎日入れ替えることです。湿度が高い状態をキープすることは大切ですが、カビが生えないようにするためには、換気が欠かせません。風を送ったりするなどして、工夫しましょう。
水槽内を、常に水草に適した温度にしておくのも、大切な管理ポイントです。理想的な温度は25度です。夏場はエアコンを調節したり涼しいところに置いたりするなどの工夫が必要です。また、冬場はパネルヒーターを敷いて、ソイル表面が25度から26度になるようにします。
高い湿度と適切な温度を保った状態で水草を育てる「ミスト式」についてみてきました。ある程度まで繁茂してから注水する方法なので、初心者にもチャレンジしやすいです。ただ、こまめな換気やこまやかな温度調整など、しっかりとした管理を続けることが大切です。
デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門