デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門

老人ホームのアクアリウム導入事例

見る人に癒しを与えるアクアリウム。老人ホーム内に設置する際のポイントをいくつかにまとめました。

癒しを提供する老人ホームのアクアリウム導入事例

老人ホームとアクアリウム

入居者を楽しませるためにさまざまな工夫がなされている老人ホームですが、アクアリウムの導入もその一つです。水中を漂う魚たちに魅了され、入居者の方々に笑顔や会話が増えたという結果が出ています。そこで、老人ホームにアクアリウムを設置するメリットや注意事項、具体的な導入事例をご紹介しましょう。

アクアリウムを老人ホームに導入するメリット

癒しを与えてくれる

老人ホームに入居されている方は、もしかしたら毎日変わり映えのない日々を過ごされているかもしれません。楽しみがないと、生活にも寂しさを感じてしまいますよね。このようなとき、アクアリウムが入居者の方の心を満たしてくれるはずです。

アクアリウムには人を癒す力があり、見ているだけで気持ちを和ませる効果があります。多種多様な魚を見て楽しんでくれることでしょう。中には、魚を自分のペットのように可愛がる入居者の方も。アクアリウムにはそれぞれの楽しみ方があるので、導入するだけで入居者の方からも好評を得るでしょう。癒しを与えるアイテムとして、ぜひ老人ホーム内に設置してみてはいかがでしょうか。

施設の雰囲気を良くする

アクアリウムには、その場の雰囲気を良くする効果があります。綺麗な水や綺麗な魚は、清潔感を与えるため、施設が明るい場所ということをイメージさせるでしょう。置いてあれば必ずと言っていいほど人々の目を引き付けるので、施設を印象づけるのにも適しています。また、生き物を見て心が穏やかになる人は多いでしょう。アクアリウムを導入することで、入居者の方々に笑顔が増えたら、働いているスタッフも嬉しく思うのではないでしょうか。笑顔が増えれば、入居者全体の雰囲気も良くなり、施設内が活気に満ちてより魅力的となります。高齢者が居心地よく過ごせる場として、意外とアクアリウムは欠かせないものかもしれません。

コミュニケ―ションのきっかけになる

高齢者の中には、人とのコミュニケーションが少なくなっていることに、寂しさを感じる方もいます。老人ホーム内でも、家族間でも、人と話す機会が減ってしまうと、楽しいとは感じられませんよね。アクアリウムは、癒しだけではなく、人々の会話に話題ももたらしてくれます。水槽を設置するだけで、その周りに自然と人が集まり、そこからコミュニケーションが生まれるケースは多いのです。

老人ホーム内にアクアリウムがあれば、入居者同士の会話も弾むことでしょう。また、エントランスに設置すれば、入居者とその家族の間でも会話が生まれるはず。実際、久しぶりに会話が盛り上がったというケースも存在するようです。このように、アクアリウムのもたらす効果は大きく、施設内でコミュニケーションを増やす役割も担っています。

老人ホームでアクアリウムを導入するポイント

魚は大きめのものを入れる

老人ホームにアクアリウムを設置する場合は、中に入れる魚の種類も考えましょう。あまり小さい魚だと、高齢の方には見えづらい可能性があります。おすすめは、エンゼルフィッシュやグラミー。これらの種類は、そこそこ大きく、模様もはっきりしているので、どなたでも見ていて楽しい魚です。魚の色も、鮮やかな種類を選ぶと、よりいっそう華やかなアクアリウムになるのではないでしょうか。

安全性に配慮する

老人ホームのアクアリウムでは、介護医療専用の水槽を使用することが望ましいです。老人ホームには、認知症の方もいるので、誤って水槽にいたずらをすることがあります。そのようなときに事故が起こらないよう、介護医療専用の水槽には、水槽上部に木製のカバーがついています。また、水槽の角で怪我をしてしまう恐れがあるので、角にはクッションをつけておきましょう。万が一の地震に備えて、水槽の地震対策を講じるのも忘れないでください。

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アクアリウムの導入事例

事例1

千葉県八街市の老人ホームでの水槽設置事例です。施設内に120cmの淡水魚水槽が設置されています。

水槽内で小さく色鮮やかな熱帯魚が優雅に泳いでおり、入居者の間で人気が高いです。様々な水草やインパクトある流木などがバランスよくレイアウトされています。また、背面が黒になっているため、魚たちがより引き締まった印象を受けます。

プロが提案した大迫力のアクアリウムは見ている人たちをリラックスさせ、アクアリウムセラピー効果を期待できます。

事例2

東京都江戸川区の老人ホームでの水槽設置事例です。120cmの淡水魚水槽で更紗琉金が優雅に泳いでいます。水槽は横幅120cmと金魚たちがストレスなく過ごせる快適な大きさです。

部屋のインテリアに合わせたキャノピーやキャビネットが採用されています。空間の雰囲気に合わせた木目調のデザインが優しい印象を与えます。

事例3

神奈川横浜市の老人ホームでの水槽設置事例です。エントランスに250cmもの大型海水魚水槽が設置されています。座ったままでも水槽を眺められるように、水槽台は低めです。

広々とした水槽内で魚たちは優雅に泳いでいます。水槽内のレイアウトだけに限らず周辺に観葉植物が設置されており、全体に自然のみずみずしい雰囲気を生み出しています。

事例4

老人ホームのアクアリウム導入事例 老人ホームのアクアリウム導入事例
画像引用元:アクアリンク公式HP
https://www.aqualink.tv/03_01.html

老人ホームに、3メートル幅の巨大な水槽を壁に埋め込んで設置。

水槽の周りはレンガのタイルで囲み、レンガの赤っぽい色と、水槽内の透明感と水草の色とのコントラストをつけることで、水槽の存在感、水槽内の明るさと美しさをより際立たせています。

水槽は両面から見られるようになっています。水槽背面側にはレストランがあるため、そちらからも水槽内の鑑賞が楽しめます。

事例5

老人ホームのアクアリウム導入事例 老人ホームのアクアリウム導入事例
画像引用元:アクアリンク公式HP
https://www.aqualink.tv/03_04.html

千葉県の特別養護老人ホームの大きなフロア空間に、1.5メートルの水槽を埋め込んで設置。

ホーム利用者の食堂スペースと正面玄関を仕切るような形で設置されており、食堂スペースと正面玄関の間で視線が気にならないように遮りながらも、両方のスペースから水槽内の様子を見て楽しむことができます。

ホームの内装はナチュラルブラウンの色にほぼ統一されているため、水槽の透明感と緑色がとてもきれいに映え、クオリティの高い空間を演出しています。

事例6

介護付有料老人ホームの施設内オープンスペースに、60cm海水魚水槽を設置。

水槽台の色はシンプルかつ清潔感のあふれる白で、水槽内は造花や白サンゴなども使ってカラフルなレイアウトがほどこされているため、水槽の存在感がひときわ引き立ちます。

水槽台にはお魚カードを貼っており、水槽内にいる魚がなんという魚なのか、どんな特徴があるのかを施設利用者がその目で確認できるという水族館的な楽しみもあります。

さらにこの施設では「えさやりタイム」を施設利用者で楽しむという工夫もなされており、水槽内の熱帯魚は今や施設利用者に大人気となっています。

デザイン水槽でつくる自分だけのパーソナルアクアリウム入門

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【免責事項】
「水槽をインテリアに!アクアリウムガイド」は2014年12月の情報を基に作成しています。参照した口コミや画像の引用元、最新の情報に関しては、必ず公式サイトをご確認ください。

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