水槽をインテリアに!アクアリウムガイド
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アクアリウムのメンテナンス方法とは?

まずは水槽内の環境と機器のチェックから

水槽内で何らかのトラブルが起こった場合、まず環境と機器のチェックを行いましょう。行うべきことは3つ。苔の生え具合・水が透明かどうか・魚や水草はどんな状態かといったチェックです。

苔が生えていれば苔をとってあげなくてはいけませんし、水が濁っていれば水替えをしなくてはいけません。魚が病気になっていれば、病気を治すために何らかの対処が必要になります。

環境のチェックが終わったら、次は機器のチェックです。機器類が故障しているなど、正常に機能していないときに水槽内のトラブルはよく発生します。

  • ろ過器内のろ過材に問題がないか(汚れや詰まり)
  • 排出されている水流は弱まっていないか
  • 水温が調節されているか(ヒーターやクーラーが機能しているか)
  • 水が漏れていないか
  • 漏電していないか
  • といったチェックですね。それ以外にもまだまだチェックするべきことはありますが、この5つは必ずチェックしましょう。

    機器に何らかの問題が発生していると、苔とりをしたり水替えをしたとしても、結局同じことの繰り返しになってしまいます。まずは機器が正常に動いているかどうかを確認してくださいね。

    水が白く濁るのはアクアリウムの良くあるトラブル

    アクアリウムを持つ人であれば、誰もが経験するのが水の濁りです。
    十分に注意をして、手入れも怠っていないはずなのに、なぜか突然、水が白く濁ってしまうということもあります。
    水槽の水が濁る原因としては、どのようなことが考えられるのでしょうか。 「濁る」という現象は微細な粒子が水の中に混ざり、浮遊している状態です。
    この濁りの原因である粒子として考えられるのは、ゴミや菌の死骸といったものです。悪い菌が増えたとき、逆に有用な菌が増え過ぎたときにも白濁の状態に陥ります。

    水濁りが起こる主な原因

    水濁りが起こりやすい状況としては、次のような場合が考えられます。

    ・水槽をこしらえた後
    ・水換え後
    ・ろ材や砂利を入れ替えた
    ・水換えしていない
    ・栄養豊富な餌を入れた

    それぞれ詳しく紹介します。

    水をこしらえた後

    水槽に水を入れた直後には、アンモニアや亜硝酸を分解し、水を清浄化するバクテリアが定着していません。
    この状態のときに、餌の量が多すぎると生体が排出する糞尿が分解されず、水が白く濁ります。
    また、ろ過の働きをするバクテリアが増えないうちに、有害なバクテリアの方が多くなってしまい、濁りの元になることもあります。

    水換え後

    ろ材や底面でろ過バクテリアが繁殖すると、濁りは次第に収まってきます。
    立ち上げからろ過バクテリアが定着するためには、数週間から1ヵ月ほどかかります。
    その間は餌の量を調整し、エアレーションの稼働時間を長くするように気をつけなければなりません。

    ろ材や砂利を入れ替えた

    同様に水換え後やろ材や砂利を新しいものに入れ替えた後での濁りも、ろ過バクテリアが少なくなった状態です。
    ろ過バクテリアが不足すると、有毒物質を分解するサイクルがストップしてしまいます。
    ろ過バクテリアは、糞や餌の食べ残しから発生するアンモニアを亜硝酸塩に、さらに亜硝酸塩を毒性の低い硝酸塩へと分解する働きをしています。
    このサイクルの滞りが濁りを引き起こす原因となります。

    水換えしていない

    逆に水替えをしていない場合も、バクテリアの住処となっているろ材や底床が汚れ、ろ過バクテリアが死滅してしまいます。
    ろ過を行うバクテリアは好気性細菌と呼ばれる、酸素を必要とする細菌です。汚れがたまり過ぎると、バクテリアが酸素に触れることができなくなり、ろ過機能が低下します。
    また、酸素は水槽の中の水が汚れていると溶け込みにくくなります。
    これにより酸素の少ない中で繁殖する嫌気性細菌が増えると、水質はさらに悪化し、濁りがひどくなっていきます。

    栄養豊富な餌を入れた

    栄養豊富な餌であればあるほど、魚から排出される糞尿によるアンモニアは多くなります。
    特に立ち上げ直後などでろ過バクテリアが定着していない場合などでは、白濁の原因となることがあります。

    徹底的に苔を掃除しよう

    手で苔をとる

    とても原始的な方法のように思いますが、苔とりは手で行うことができます。ただし、手を使うといっても直接擦って落とすより、小さなスポンジなどを用いて落とす方法が基本です。細かな部分も苔とりがしやすいという点がメリットですね。多くの人がこの方法で苔とりをしているでしょうが、問題は手が濡れることです。水槽から手を出すたびに拭かないと床が濡れてしまいますし、意外と手間がかかります。また、あまりきれいな状態ではない水の中に手を入れるのってちょっと抵抗がありますよね。

    その場合は、以下でご紹介するヘラやスポンジを使った苔とりも参考にしてください。

    ヘラを使って苔をとる

    ヘラは、別名スクレーパーとも呼ばれています。ヘラは刃がついているため、力を加えなくても簡単にコケを削ぎ落とすことができます。水槽の表面についているコケなら素早く簡単にとれる、とてもおすすめの道具です。ただし、一度に多くのコケをとることはできません。ヘッドが小さいものが多く、すべてを取り終えるのに時間がかかります。とはいえ、ヘッドが小さいことで水槽の隅まで届くので、落とし忘れた苔を残してしまう心配はありません。またバシャバシャと波が立たないので、苔をとっている間でも魚への刺激は最小限に抑えられます。

    刃がついているため扱いには気を付けながら、力を加え過ぎずソフトに苔とりをしましょう。

    スポンジを使って苔をとる

    スポンジで擦って苔をとる方法も効果的です。スポンジにも様々な種類があるので、よりとりやすいスポンジを探してみましょう。水槽用として販売されているものでもいいですし、キッチン用品のスポンジでも代用可能です。特に人気があるのは、メラミンスポンジですね。 洗剤を使わずに汚れを落とすことができる、というスポンジです。とても目が細かいので、たくさんついてしまった苔もスポンジが絡めて落としてくれます。

    ただしメラミンは細かな傷をつけてしまうこともあるため、水槽に傷がつかないように気を付けてください。ガラス製の水槽ならOKですが、ウレタン製の水槽は傷がつきやすいです。ウレタン製の水槽にはウレタンスポンジをおすすめします。ウレタンであってもメラミンであっても、手を水の中に入れる必要がない、柄のついたものをおすすめします。

    また、メラミンスポンジは耐久性がないため、こまめに取り換えてください。劣化して分裂したメラミンスポンジが水中に浮いてしまい、余計に水が汚れてしまう恐れがあるので気を付けましょう。

    水槽の白濁への対処法

    ゴミ・不純物を減らす

    ゴミや不純物が舞い上がって濁りの原因となっている場合には、水換えを行い、フィルターのろ材を目の細かいものに変えるなどの対策を取ります。
    水換えは一度に行ってしまうとバクテリアのバランスを崩す可能性があるため、1回に換えるのは3分の1〜半分程度としてください。
    水流が低床に直接当たっていると、チリが沈殿できず濁りが目立ちます。
    フィルターの位置を調節し、ゴミが舞い上がらないように水流の向きを変えると濁りが収まる場合があります。微細な汚れを凝集させる「濁り取り」を使ってみるのも、良い方法です。

    バクテリアのバランスを整える

    バクテリアの繁殖は自然に行われるものですが、環境を整えることでろ過バクテリアのサイクルが生まれやすくなります。
    酸素が不足すると、ろ過バクテリアである好気性細菌が増殖できません。
    水に空気を送り込むエアレーションを行い、酸素の供給を欠かさないようにします。
    また、水草の光合成でも酸素が作られます。日中はなるべく光の入る場所に水槽を置くのも、濁り防止のひとつの手段となります。
    立ち上げ時にバクテリアが不足している際には、市販のバクテリア剤を利用すると、早期にろ過バクテリアを働かせることができます。

    バクテリアの健康を保つ

    水質が合っていないとバクテリアは繁殖できません。
    また急激な環境変化によって、バクテリアが死滅する場合もあります。白濁の原因にはバクテリアの大量死によって、死骸が水中に浮遊しているということも考えられます。
    バクテリアがいなくなる水質上の要因としては、水温、硬度、ph値、塩素濃度、酸素濃度などが挙げられます。例えば夏場、急激に水温が上昇したときや、冬に低温になった場合、環境に適応できずに死んでしまいます。
    また、観賞用の石や貝殻などを設置した際に、水の硬度が変化することもあります。 底床に新しいソイルを入れたり、流木を処理せずに入れたりすると、ph値が下がりバクテリアに影響を及ぼす場合があります。
    餌や糞の分解によって生成される硝酸やリン酸もph値を下げる原因となります。ph調整剤の投入にも注意が必要です。
    その他、十分にカルキ抜きされていない水によって塩素濃度が上がったり、エアレーションの不足で酸素濃度が下がったりした場合にも、バクテリアの大量死につながります。
    白濁に思い当たる原因が見つからない場合には、水質検査キットを使用して水槽内の水の状態を確認してみることをおすすめします。

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