水槽をインテリアに!アクアリウムガイド
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必要な道具とかかる費用

家庭用で一般的な横60cmの水槽を例にして、おしゃれなアクアリウム水槽をつくるまでの費用を一覧表にしました。初期とランニング、どれくらいのコストがかかるのでしょうか。

これだけで始められる!おしゃれな水槽に必要な道具と費用

これだけで始められる!おしゃれな水槽に必要な道具と費用

アクアリウムを始めよう!と思い立った時に、まず気になるのが必要な道具とコスト。

何事も新しく始めるには準備が必要です。必要なものや費用が分からなくては、始められるかどうかもわかりませんよね。おしゃれな水槽をつくるまでの費用を簡単にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

初心者向けアクアリウムに必要なもの

ここでは、家庭用として一般的な大きさの横60cmの水槽を使って、淡水で熱帯魚を20匹飼育する場合を想定します(水槽・水草が育つことも条件とします)。

もちろん水槽のサイズによって初期投資は変わりますが、一般の家庭にちょうどいいサイズで考えていきましょう。

 

最初に必要な道具と費用

水槽 2,000円~ まずはこれが無くては始まりません。30cm~90cmほどが一般的なサイズです。
水槽台 7,000円~ 水槽にはたっぷりの水が入り、80kgぐらいになります。普通の台では耐えきれません。そこで、専用の台を購入します。また、下に敷くマットは1,000円ほどから。
照明 4,000円~ 水槽の美しさを決めるものの一つが照明。蛍光灯やLED、メタルハライドランプなどがあります。通常は蛍光灯やLEDで十分です。LEDはものによっては水槽の育成に向かないことがあるので注意しましょう。
魚のえさ 300円~ 熱帯魚用のものを選びましょう。底に沈むもの、水に浮かぶものなどがあり、買っている魚の種類に応じて選びます。
熱帯魚 5,000円~ これがなくては始まりませんよね。60Lの水槽をメジャーな魚でいっぱいにするなら、5,000円以上はほしいところです。
水草 3,000円 意外と高いのが水草。最初は最低限のものを買って、自分で増やす方が安く済みます。
バックスクリーン 500円~ 水槽の背景になるもの。これを変えると水槽の印象がガラッと変わります。
ろ過装置 7,000円 水槽の水は常にろ過してきれいな状態を保たなければなりません。いろいろ種類がありますが、60cm以上のものなら外部フィルターを用意しましょう。また、ろ過装置に入れる「ろ材」は2,000円ほどから。
CO2強制添加器 10,000円~ 水草が光合成するためのCO2を添加するためのもの。無くても大丈夫ですが、あると水草が美しく育ちます。また、これをON/OFFする電磁弁は4,000円ほどから。
クーラー・ヒーター それぞれ2,000円~ 水温を調整するクーラーやヒーターが必要です
電源タイマー 2,000円~ 時間によって照明をつけたり切ったりするためのタイマー。手動でON/OFFするのは大変なので、ぜひ用意しましょう。
底床 2,800円~ 水草を植えるための土。いろいろな素材がありますが、普通のものなら9Lで2,800円ほど。パウダータイプなら同量で5,500円ほどから。
水質調整剤 500円~ 水道水の有害物質を無害化するための調整剤です。
エアレーション 500円~ よく水槽についている、泡がぶくぶくしている器具です。水中に酸素を取り込むのに必要です。
トリミングバサミ、ピンセット 2,000円~ 水草を管理するのにつかうハサミやピンセット。柄が長いものを選びましょう
水温計 1,000円~ 四季によって大きく水温が変わるので、水温計を見ながらヒーターやクーラーを調整しましょう。
水質測定キット 1,000円~ 水中のアンモニアや亜硝酸、硝酸、ph、硬度などをはかるキット。最初は特に必要です。
プロホース 1,000円~ 水槽からバケツに水を移すのに使うポンプです。
コケ取り 100円~ 水槽のコケを落とすスポンジ。「激落ちくん」などがいいでしょう。
 

コラム:熱帯魚・海水魚の違い

熱帯魚・淡水魚・海水魚の違い必要な道具や費用一覧で書きましたが、熱帯魚というのは文字どおり暖かい地域に生息している魚です。水温は26度前後を保つことが要求され、飼育の難易度は低くアクアリウム初心者にオススメといえます。

一方、海水魚はアクアリウム上級者向け。海のなかで生息している魚ということもあり、飼育は非常に難しいといえます。

熱帯魚や淡水魚とことなり、海水魚の糞は毒性が強く、高性能なろ過装置を用意して適切な量のバクテリアを水槽内に送り込む必要があります。さらに、大量の酸素を必要とするものの、海水は酸素が溶けにくいため、特殊な方法で酸素を送り込まなければいけないのです(水槽設備なども専用のものが必要になります)。

 

初期費用は70,000円ほどから

お部屋のインテリアにするレベルだと、だいたい70,000~100,000円ほどの初期投資をみておけばよいと思います(水草を自分で育てないなら、もう少しコストは下げることができます)。

 

維持費用(ランニングコスト)

では、水槽に必要な道具を揃えてアクアリウムを立ち上げた後には、どれくらいの費用が必要になるでしょうか。

エサ代

魚のエサはほとんどコストがかかりません。100gで500円ほど、これで5か月は持つので、月に100円ほどでしょう。

水草の肥料

水槽内の養分はだんだん薄まるので、肥料を追加する必要があります。250mlで1,500円ほど、これを3か月で使うと考えれば月に500円ほどです。

消耗品

アクアリウムを維持するためには、エサ代のほかにも結構な種類の消耗品を購入および交換する必要があります。※使用環境などにより、交換時期や費用目安は異なります。

消耗品 交換時期 費用目安
ウールマットやスポンジ(ろ過材) 2週間~1ヶ月 300~1,500円
外掛けフィルター用交換ろ過材 2週間 300~2,000円
ボール状・リング状ろ過材 4~6ヶ月 1,000~3,000円
活性炭・吸着剤 1ヶ月 1,500~3,000円
ソイル 6ヶ月 1,500~3,000円
蛍光灯・LED 6ヶ月 7,000~15,000円
ヒーター(予備も必須) 6ヶ月 1,500~4,000円

魚が死んだ場合

自分で手をかけて作り上げたアクアリウムでも、少しでも手間をさぼるとすぐに魚は死んでしまいます。そうなったら、もちろん自分で魚を買いに行かなければいけませんし、その際の手間と費用がかかります。参考までに、いくつかの熱帯魚(淡水魚)の価格を紹介しますね。

  • ブルーエンゼル(3匹)…1,500円
  • ダイヤモンドネオンテトラ(10匹)…2,246円
  • レッドダイヤモンドネオンテトラ(10匹)…2,037円
  • コーヒービーンテトラ(5匹)…2,592円
  • ブルーグラスグッピー(2匹)…1,296円
  • スマトラ(10匹)…3,024円
  • ホワイトバタフライ(1匹)…4,320円
  • ハーフオレンジレインボー(3匹)…1,523円
  • スーパーレッドビーシュリンプ(3匹)…1,058円
  • 淡水エイ(1匹)…10,000円~

思ったよりかかるランニングコストと手間

自分で組み上げるアクアリウムは、かなりの初期投資が必要なうえ、維持費と手間もかかります(とくに魚が死んだ場合の買いに行く手間と費用が大きい)。

自由な時間と、趣味にかけられるお金に余裕のある人で「絶対に水槽を作りたい!」という相当な熱意があれば、かけがえのないアクアリウムができあがると思いますよ。

 

専門業者に依頼する方がラクかも?

悩んでいる女性 イラスト意外と安いランニングコスト。これなら自作の水槽でいいかな、と思う方も多いかもしれません。

ところが、費用は安くても手間はかかるんです。メンテナンスはもちろん、設備を入れ替えたり、デザインを工夫するのは簡単なことではありません。

水槽が汚れるたびに水を入れ替え、コケを落とすのは大変なことです。何しろ、60cmの水槽でも重さは80kgになります。これを持ち上げたり下ろしたりするのは大変ですよね。

面倒なことはせずにアクアリウムを楽しむなら、専門業者に頼むのも大いにアリだと思います。もちろん費用はかかりますが、置く場所や目的に合わせて、専門知識を活かした提案を受けることができます。

設備の選択はもちろん、メンテナンスやデザインも任せられます。メンテナンスのたびに、専門家が新しい魚を見繕ってくれるなんて、楽しいと思いませんか?

自分でつくる楽しみもありますが、手間はかけずに楽しいところだけ楽しんじゃうのもオススメですよ!

アクアリウムには水温管理が重要

アクアリウムをベストな状態で保つために何より大事なことは、水温です。水温調整がどの季節でも一定になっていないと、熱帯魚にも水草にも、そして水にも悪い影響が出てしまうでしょう。

水温管理は夏場が鬼門

水温管理はどの季節でも気を付けなくてはいけないのですが、特に気を付けなくてはいけない季節が夏場です。春や秋はあまり水温管理に気を付けなくても何とかなるのですが、問題は気温が大きく変化する夏と冬。冬はヒーターで水温を上げるだけなので比較的簡単に水温調節ができるのですが、特に問題となるのが夏ですね。

水温はなかなか下げることができないため、どんどん上がっていってアクアリウムが台無し…なんてことも。夏場にちゃんと水温管理ができるかどうか、が大きな課題となります。夏場の水温管理の方法は費用についてご紹介します。

冷却ファンを使う

水槽用の冷却ファンは、いわゆる扇風機のようなものです。水槽にクリップなどでファンを取り付けて、風を送ると気化熱が発生しますそれを利用して水温を下げるという仕組みですね。水槽の温度が3℃ほど下がるとされているので、非常に効果的な水温管理方法といえるでしょう。

冷却ファンを使ってうまく水温が下がればいいのですが、それでもなかなか下がらないことがあります。室内の湿度が高かったり、そもそも気温が非常に高くて気化熱だけではどうしようもないときです。その場合は違う方法も併用して水温を下げる必要があります。

  • 冷却ファンを使うメリット

とにかく費用が安い、というところです。水槽用の冷却ファンを使う以外にも、小さなファンを改造して使うこともできます。

  • 冷却ファンを使うデメリット

部屋の湿度を上げてしまうというところです。湿度が高くなるとそれ以上は水温も下がらなくなります。冷却ファンでの水温管理には限界があるでしょう。また音もデメリットになります。扇風機を使っているときでも、風を切る音ってしますよね。それと同じような音が発生するので、夜眠るときなどに気になる可能性があります。

そしてもう1つだけ、水の減りの心配です。気化させていくので水槽の水は早く減ってしまいます。ちゃんと水を足してお手入れしなくてはいけません。

水槽用のクーラーを使う

水槽にクーラーを直接取り付けることによって、水温を効率的に下げることができるでしょう。チラー式とペルチェ式の2種類に分けられており、それぞれに特徴があります。

チラー式について

冷蔵庫でも使用されている冷却方法なので、冷やす能力がとても高いです。水温管理がしやすいとされています。

  • チラー式のメリット

水温を維持してくれるところがチラー式最大のメリットです。水温の変動がなければ、その分熱帯魚や水草が安心して過ごすことができるでしょう。お手入れの手間も減ります。コストがかかりそうなイメージがありますが、一気に冷却ができるので、消費電力としてはそれほどかかりません。

  • チラー式のデメリット

水槽用のクーラーは大きく、ホースなどもつなげて設置しなくてはいけません。水槽とは別にクーラーを設置するスペースを設ける必要があります。また、設置の仕方によってはクーラーの効きが悪くなってしまい、部屋の温度を上げてしまう可能性があるでしょう。音も大きめなので、夜間の使用は気を付けなくてはいけません。

ペルチェ式について

ペルチェ素子に電気を流す方法で、自動車用の冷蔵庫などに用いられています。チラー式よりもパワーが弱いため、小さな水槽にぴったりです。

  • ペルチェ式のメリット

初期投資が少なく済む、という点が水槽用クーラーの中でペルチェ式を選ぶメリットです。小型の水槽であれば十分冷却効果があります。また、動作にあたってあまり音が発生しないため、夜間でも安心して使えます。

  • ペルチェ式のデメリット

水温の冷却効率は弱いため、安定した水温を保てない可能性があります。特に気温が高くなる真夏は気を付けましょう。しっかり冷やそうとパワーを使うと、想像以上に電気代を必要とするため、コストには気を付けなくてはいけません。

家庭用のクーラーを使う

家庭用のクーラーはどの家にも設置されている、というほど現代の家庭では当たり前の存在になっています。夏場は家庭用のクーラーを使って過ごしている、という人も多いはず。その場合は同時に水温も下げることができるでしょう。

  • 家庭用クーラーのメリット

室温を下げることで水温が下がるため、部屋にいる人も涼みながら過ごすことができます。水槽に余分な設備をつける必要がないので、すっきりとした水槽周りが実現します。

  • 家庭用クーラーのデメリット

水槽を設置している部屋につけるとなれば、初期投資が高くなります。

コストで比較してみよう

3つの主な水温調整方法をご紹介しました。水槽が置いてある場所によっても、最適な冷却方法は異なります。そして、何よりも気になるのがコストではないでしょうか。水温を安定させたいといっても、毎日のコストがかかりすぎて頭を悩ませるようでは、心の底からアクアリウムを楽しむことができません。

まずは購入する際のコストです。最安値はやはり冷却ファンですね。比較的安価に購入できますし、自分で改造して作るとなれば、1,000円程度でも足りるのではないでしょうか。次に水槽用のクーラー、家庭用のクーラーとなります。水槽用のクーラーは30,000円から50,000円ほど、家庭用クーラーは50,000円ほどからです。

ただし、家庭用クーラーが設置されている部屋にある水槽の水温を冷やしたいなら、家庭用クーラーの購入は必要ありません。そのため、最もコストがかからない方法といえるでしょう。

次に、ランニングコストについて考えてみましょう。こちらも冷却ファンが最も費用を抑えられます。1か月でも200円程度となっています。そして、水槽用クーラーが月3,000円から5,000円ほど、家庭用クーラーになると10,000円ほどになるでしょう。

どれぐらいの費用をかけられるかによっても、選択できる水温調整方法は異なります。夏場の水温上昇は最も気を付けたいことの1つなので、気温が高くなって水温の上昇に悩まされる前に、何らかの方法を見つけたいですね。

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